生活習慣病とは、食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与し、それらが発症の要因となる疾患の総称です（厚労省ホームページ）。日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中などの、一旦発症すれば怖い病気が生活習慣病に含まれます。裏を返せば、基本的には生活習慣の改善により発症が予防できる疾患と言えます。

　オアシスクリニックでは、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化症の予防を目的とした「生活習慣病外来」を設けています。中性脂肪や悪玉コレステロール、血糖値の高値、高血圧、肥満、喫煙等はいずれも血管を傷害し動脈硬化症の原因になります。当外来ではこれらの測定に加え、身長・体重、体組成、筋肉量、皮下脂肪および内臓脂肪量を測定します。血液検査の結果によっては、頸動脈エコーや血管の硬さや狭窄の有無を調べる ABI検査と PWV 検査を実施しています。いずれも痛みもなく外来で短時間で実施できる検査です。これらの結果をもとに、生活指導や食事指導を行うとともに、必要に応じ薬を処方することになります。また運動処方箋も発行し、運動メニューの作成や実践に役立てています。

　最初から薬の服用を必要とする症例はあまり多くなく、運動の実践や食事の改善を指導しながら定期的に follow する患者さんは多くいます。しかしながら動脈硬化が進んでいる症例ではコレステロールを下げる薬が必要で、それに加えて血液をサラサラにする薬を必要とする患者さんもいます。できれば薬を服用したくないのは皆同じですが、いずれも怖い病気の発症を抑える予防には必須となります。
血管を健やかに保つことが若さの秘訣です。万病予防の秘策です。今や不老長寿の妙薬を山奥深くまで探しに行く必要はなく、定期的な健康診断と生活習慣の改善、必要に応じた薬剤の服用により若さが保てるのです。オアシスクリニックはそのお手伝いをさせて頂いております。

■診療のご案内

加齢や生活習慣の乱れから血圧やコレステロールが上がり動脈硬化が進むと、やがて脳梗塞や心筋梗塞を起こすリスクが高まります。動脈硬化を予防し血管年齢を若く保つ事は健康寿命を延ばす為にとても重要です。当院では動脈硬化を専門に経験豊富な医師が、診療を行っております。健診の結果、血圧、コレステロールで心配な方は気兼ねなくご相談ください。

■検査のご案内

[頸動脈エコー検査]

アテローム性動脈硬化（コレステロールなどの脂質が粥状になり、血管壁に沈着した状態）の好発部位である頚動脈は、比較的太い血管であるにもかかわらず、表在を走行しているため、超音波を使って非侵襲的に検査することができ、またこの動脈硬化の程度は全身の動脈硬化の指標になります。

[ABI検査（Ankle Brachial Pressure Index）]

アテローム性動脈硬化（コレステロールなどの脂質が粥状になり、血管壁に沈着した状態）の好発部位である頚動脈は、比較的太い血管であるにもかかわらず、表在を走行しているため、超音波を使って非侵襲的に検査することができ、またこの動脈硬化の程度は全身の動脈硬化の指標になります。

PAD（末梢動脈疾患）は、心血管疾患や脳血管疾患など他臓器障害との合併が多く見られることからも、早期発見が重要です。